さしこと教授

タマムシのマコちゃん日記
ITリテラシーの向上とともに、何でもインターネットでできるようになりました。生涯のパートナーをさがす時は、婚活の情報サイトで見つけることができます。それと、ひと時の恋の相手を見つけたい場合は、ネット上にたくさんある男女の交際サイトに登録すれば見つかります。また、従来のeメールに変わってスマホで使えるLINEという通信手段が流行っています。但し、このような便利なツールの利用によってさまざまなトラブルも浮上してきました。Web上だけのメール交換から深刻な不倫関係に繋がったり、結婚サイトで結婚詐欺に遭う事もあります。
インターネットで、調べるのが困難な事項は何でしょうか?今現在の他人の行動でしょう。ツイッターをやっている人の場合、行った場所や会った人について発表している人々もいらっしゃいますが、恥ずかしい事までは発信しないでしょう。世間に公開したくない事までも信憑性のある調査を実施してくれるのが、探偵事務所です。
興信所(探偵事務所)に依頼される案件で最も多いのは、不貞行為の調査です。道徳心が薄れた事により浮気に対するハードルが下がってしまったのがその理由ですが、個人が持つIT機器の普及によりいつでも自由に人目を気にせず連絡出来るようになった点が考えられます。昔は夫の不貞行為についての調査が主でしたが、今では妻の浮気調査も当たり前になりました。この事は主婦層が自宅で出会い系サイトを使っている事の証だといえるでしょう。出会い系では女性にアプローチする男性は山ほど居るのですから辞められません。
近年、興信所に調査を頼みたいというニーズが高まっているのに、実際にコンタクトを取るという人はあまりいません。たぶん探偵について間違ったイメージを持っているのだと思います。何らかの問題が解決してスッキリすると、それを他人にも教えたくなると思います。でも興信所や探偵を利用して、他人に言う人は少ないでしょう。または探偵に関わる事なく人生を過ごす人も多いはずです。その結果、地道な調査活動が理解されず、単なる金儲け主義という印象を持たれているようです。
結婚直前になってどうしても相手の気になる部分があって調査に踏み切る人がいます。その昔は世話好きのおばさんの紹介など、信頼できる筋からの縁談が多かったようです。でも近年増えている、ウェブサイト上でマッチングするカップルの場合は、昔の事まではお互いにわかっていないのが実情です。だから、嘘で固めた理想の人物になりきる事だってできるかもしれません。それを見破る為に興信所が活躍するのです。実際に卒業していない有名校の名前を経歴に使ったり、恐ろしいのは、すでに結婚しているのに未婚に成りすましている人もいる事です。これらを調べる際の最初のステップとしては、役所への登録状況を確認します。さらに実際の対象者の行動を、追尾しながら調べていきます。